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Belladonna
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作詞 漆黒ノ百合 |
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1
あの赤になれたら 本当にいいな
私と同じ類いだって その奥も見ずに
ただ眺めているだけ
絶望の味を知っている
隙を見せたら やられるのは
こっちなんだよ
そう呟いた人がいたよ
事実も真実も 捻じ曲げたもの勝ち
そんなものじゃないのに
ひしゃげた輪郭は
丸く柔らかく 元には戻せない
あなたはそうあって欲しくないけど
あなたになれはしない 私は「ごめんね」
そう思われても仕方がないね
あぁ 本当にあなたに生まれたかったな
2
この黒く生まれた 体醜いな
私がどう謝ったって もう戻れないね
抱きしめていたいけど
失望して見下している
好きを見せても 無理なのは
変わらないんだよ
放たれた目線が痛いよ
空想も理想も 伝えられないなら
そんなに意味はないのに
ひしゃげた輪郭は
暗く小さく 土の上 散らばる
私はそうやって消えていくけど
あなたはそうじゃない 皆は「ごめんな」
謝られても仕方がないね
あぁ 本当にあなたが好かれてよかった
私の存在はなんなのかな?
おとぎを描いたような世界なら
良くない事だとしても
きっと誰かに必要とされたよね
夜露が滴る真っ赤なあなたを
眺めているとそんなのどうでもよくなるよ
私はそうやって消えていくけど
あなたはそうじゃない
私を嫌いって落ちていくけど
あなたはそうじゃない
憧れても仕方がないね
だって 私があなたを誰より好きだったから
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