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Things that refuse to touch
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作詞 漆黒ノ百合 |
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告げられた勧告は
僕の鼓膜と共に
大事な何かに響いた
警鐘のざわめき
刹那、手の温もりを
いとも簡単に消し去り
大事な何かを連れ去った
命のやり取りとは違うんだ
僕にとってはそれ以上かもしれない
自分がただの塊のよう見えるから
君には見えていないんだね
「自ら望んだ結果じゃないんだ」と
開きかけた喉元を締めて、飲み込む
大気は震えないけど僕だけに聴こえる声が
頭から離れないんだよ
頭は利口だから
すぐに言い訳を探し出しては
主人を失望させる
「本当は…こんなはずじゃなかったんだ」
胸が苦しいから
何かを握りしめたくなって
空気でも掴んでればいいのに
「君の右手は心の臓を潰しそうだよ」
触れれば崩れそうで
息を吹きかければ飛んでいって
しまいそうで
優しく 丁寧に
そんな事してるから何もかもが過去に
刻が僕を追い越してしまったんだ
やっと手に入れたと思ったものは
その苦悩を横目にはるか簡単に
指の隙間からすり抜けていく
抜け落ちた殻が自分だと認めたくなくて
もうどうしようもなく叫ぶんだ
「昨日を返してくれ」
「今日を変えさせてよ」
「希望通りの明日に帰してください」
ねぇ 一度でいいからあの時に戻してよ
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