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おばあちゃん
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作詞 明煌羅 |
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「人は、人を幸せにするために生まれてくるんよ」
「あんたも人を幸せにできる大人になりんさいよ」
幼い頃 わたしは祖母にそう言われた
祖母は いつも人のことを第一に考える 優しい人だった
温かい手のひらで 幼いわたしを撫でてくれた
優しい笑顔でいつもわたしを慰めてくれた
もうわたしはきっと 祖母の背丈を抜いているだろう
なぜか悲しかった
「おばあちゃん」ってよんだらすぐに来てくれた
大好きだった祖母は もういない
おばあちゃん わたしはおばあちゃんに 色んなものをもらいました
わたしはおばあちゃんに何かあげることができたかな?
もうあの手のひらの温もりは感じられなくて
背比べも一緒にできなくて 寂しいけど
おばあちゃんありがとう
キラリ 空に煌めく星の どれかひとつは おばあちゃんで
夜 現れては 「今日はどうだった?」と 尋ね 朝日にとける
だからわたしは 太陽が沈むと 一人 ベランダに出て
薄暗い ほんのりと檸檬色を残した 夕暮れの空に
明るく 輝く ひとつの星に そっと話しかける
「おばあちゃん、あのね・・」
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