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人間モドキと恋の歌
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作詞 ms |
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僕は全てを得ようとした。
気付けば周りに人はいなかった
傲慢な人間モドキを憐れむのなら笑ってよ
好意が欲しいそれだけだった。
初めはそのつもりだったんだ
欲の魔物がそんなことを
許すはずがないのにな
目に付く全てに手を出した。
片っ端から触れたんだ
そしたらもう僕の周りに
残ってる人はいなかった。
悔やみながら歩く道
救いなどもうありはしないと
諦めた僕の目の前に
ひとりの少女が立っていた。
僕は全てを得ようとした
気付けば周りに人はいなかった
傲慢な人間モドキを憐れむのなら笑ってよ
しかし君は僕の目を見て
頑張らなくていいよと言ったんだ
傲慢な人間モドキを人間として見てくれた
好意じゃないと分かっているよ
考えるだけでムカついた
優しい君の心の中には
僕以外の人が住んでいた
唯一僕を見てくれたのに
欲の魔物が絡みつく
優しい君を裏切らないため
僕はそいつと戦った
ずっと君を考えてた
人を本気で愛す心を
知ってしまった人間モドキは
空を見上げて涙した
君以外はもう要らなかった
もう誰もいなくても構わない
君を欲しがってることが傲慢なのかもしれないな
君が欲しくて堪らなかった
全てを捨てる覚悟もあった
人間モドキを辞めるために僕は君を見送った
何もかもを失ったけど
不思議と心が軽くなった
傲慢な人間モドキが初めて何かを諦めた
君を捨てて何を得たのか
苦しみしか残ってはいない
君がいた君がいたから僕は人に戻れたんだ
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