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普通
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作詞 ms |
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8を指した時計は僕を地獄へ誘い嘲笑う。
君らにとっての普通が僕の首元へと絡みつく
別に何かがある訳じゃない
僕がおかしいだけなんだ。
ほら聞こえてきたよ悪魔の声が
今日も僕を連れていく
僕の体を光が照らした
人より影が色濃く写った
その時気づいた普通じゃなかった。
普通を演じていただけだった。
逃げる度に人を欺いた
全てを裏切り楽になった。
その後気づいた逃げれてなかった。
逃げれてなんかいなかった。
15を指した時計が僕を包むように暖める。
自分にとっての地獄なんか君らにとっちゃ当たり前
脳に刻まれた「普通」の二文字
どうしたら普通になれるかな
ほら耳を背けた悪魔の声が
しがみ付いてはにかんだ
僕の体を光が照らした
影なんてもう出てなかった。
影すら出ない自分のことを
見てくれる人はいなかった。
普通になりたいそう願った
残された道は1つもなかった。
全てを飲み込み演じていれば
楽になることが出来るのかい
おかしくなる前に戻りたい。神様にそう呟いた。
言葉は届かず、虚空に呑まれて消えてった。
じゃあ聞きたいよ僕が死んだら天国に行くことはできるかな。
神は答えた、天国なんてハナから存在しないよと。
僕らの体を光が照らした
それぞれ違う影が見えた。
その時気づいた、僕だけじゃなかった
僕だけじゃなかったんだ。
人が演じる普通を僕は羨ましいと思ってた。
でも違かった
辛かったのは自分だけではなかったと
人を演じる辛さを知った
ようやく全てを理解した
いつか芽を出す幸福を
咲かせるための水だった。
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