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透明人間
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作詞 ms |
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手に取るのは何回目だろうか
屍のような携帯電話
必要じゃないのは気付いてた。
どっちか屍かも分からない
死体すらもう残ってないよ。
「もう諦めればいいのに」
そんな言葉は聞き飽きた。
そんなことができるなら縋るわけがないんだよ
透明人間、もう見えてないか
いつまで経っても2番目のまま
透明人間、いても変わらない
どうせ都合よく使われるんだ
透明人間、なんで見えないの
自分が一番可愛いのかな
「君は優しいね」
笑わせるなよ
お前がそうやって扱ってんだ
頼むから近寄らないでくれ
そんな話は聞きたくないよ
他人の話はよしてくれ
脇役に徹していれば、この気持ちは晴れるかな
妥協で生きてくくらいなら消えた方がマシかもな
透明人間、僕だけを見てよ
2番目なんていらないんだよ
透明人間、消えてしまえよ
どうせ弄ばれるくらいなら
透明人間、無視をしないでよ
僕はここにいるんだよ。だから
僕は見える透明人間、感情だってあるんだよ。
笑顔の裏を見てくれよ、都合よく使うなよ
気を使えとは言わないよ、人として扱えよ
もしそれができないならお前ら全員消えちまえ
透明人間、パレットを手に取った
綺麗な真紅で染め上げたんだ
透明人間、全て楽になった
透明な僕に色がついたよ
透明人間、苦痛が消えた
僕より醜い物になったね
透明人間、みんな見ているよ
今まで無視したあいつらさえも
透明人間、ずっと昔から
その眼差しで見ていてくれれば
悪者にならずに済んだのに。
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