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逃避の果てに自由
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作詞 ふぃろ |
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熱気にうだる六月
冷や汗 染みるコンクリート
東京の夏はいけ好かねえ
あの高層ビルに穴を開けてやりてえ
こんな町出てってやる って
飛び出した矢先の衝突事故
東京の夏はいけ好かねえ
東京に殺されるから好かねえ
どこにも行きたくないよ
けどここで生きていたくないよ
矛盾と思しき弊害
その果ての暗闇
東京にも夏がやってくるもんだから
ふと死にたいと思う夜があるんだ
東京の風はビルが阻むから
故郷の風が愛しくなるんだ
梅雨に雨曝しの六月
流るる雫は 雨か涙か
東京の夏はいけ好かねえ
あいつのギターを叩き壊してやりてえ
こんな街で暮らすのは
もうやめだって言い続けてる
東京の街はいけ好かねえ
逃げ足だけ速くなるから好かねえ
どこかに逃げたいよ
けどここが僕の死に場所
首を括るには良いな
東京の街は
東京にも雨が降ってくるもんだから
ふと泣いてみたくもなるんだ
東京の灯は人工的だから
僕の影を消しはしないんだ
命削って生きていた
それなりに頑張ったつもりだった
でも足りないって 努力 労働って
迫害するから責任なんて
取りたくないよ 生きたくないよ
なんて言うけど今日だって生きてるんだ
僕の人生って言うなら
好きなようにさせてよ
僕の命って言うなら
好きなようにさせてよ
逃げても へこんでも 投げ出しても 立ち止まっても
好きにさせろよ
東京にも張り付いた価値観が
息苦しさを訴えている
東京にだって光は差すのだ
だから明日死なないように
このままで終わらないように
逃げるのだ
東京の夏の魔物から
夢の為 生きる為
逃げるように生きるのだ
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