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祈り
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作詞 氷翠 |
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干からびた大地に女はひとり
天を仰ぎ 唄を歌い続ける
井戸は干上がり
花は枯れ果て
頬を伝う涙さえ
大地を潤すことはない
あぁ…太陽の神よ
あなたの抱擁はもういらない
この地に雨を降らせておくれ
この声が届くのならば
ひび割れた大地に私はひとり
腕を伸ばし 祈り歌い続けた
砂は舞い散り
荒野に佇み
ただ祈る歌声も
砂塵にかき消されてしまう
あぁ…星月の女神よ
あなたは微笑むばかりで
この地に雨も雲も風さえ
届けてはくれないのですね
喉は乾いて
細い腕で
必死に地を掘っても
出るのは石ばかり
あぁ…太陽の神よ
人々の嘆きは聞こえますか?
この地に雨を降らせておくれ
この祈り届いたのなら…
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