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e.
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作詞 sr.k |
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大切に壊さないように育てた花を
握りつぶしているようだ
掌に感じてる冷たさは誰の痛みだろう
理解できない無邪気なふりしては
染まらないように飲み込まれないように
越えられやしない壁に落書きしていく
なだらかに見えた坂道で
息を切らしてばかり
ちっとも動かないこの体を
置いてはいけない現実に
気持ちは焦っていく
落書きに意味なんてないよと
強がって見せないようにしてた
点と点が繋がればいいのになんて
淡い期待は馬鹿げているんだろう
結局一人じゃ何もできなくて
口先だけで誤魔化したくて
無力で無気力な自分を
哀れに化けさせて同情を買う
それでも此処に命の芽が出て
愛情なんてものが湧いたから
柄にもなく大切に育てみたんだ
汚れないように枯れないように
綺麗な水を絶やさず与えた
何も知らなかった
分かってなかった
無知はそれを枯らしていく
綺麗な水は初めから
綺麗なわけじゃない
当たり前の事も見えてない
愚かだった僕をどうか許してほしい
命の記憶は点として
あの壁に深く刻んでおくよ
いつしか点と点を
線で結んでみせるから
許されるならまた此処に来てほしい
変わることは
殻を破ることは
怖いことだ
ゆっくりと濾過して
癒していけばいい
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