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フォーギブミー
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作詞 七分袖 |
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思い出した
いつかの夏 山の頂上で
麦わら帽子をかぶった僕に
ジュースを買ってくれた 誰かさん
貴方は誰
例えば誰かが大変な目にあっていたとして
それを救うためには「犠牲」が必要なのかな
誰だって犠牲になんてなりたくない
けれど「支え」ならば 少なくとも僕は
あの時僕にジュースを買ってくれた 誰かさんだって
僕の「犠牲」になんてなってない
けど僕は救われたんだ
誰かを救う事は それほど難しいことじゃない
そんな気がするんだ
忘れていた
二年前の春 僕の家で
本が立ち並ぶ書斎で
宙ぶらりんになってた 誰かさん
あの人は誰
もし身近な人が苦しんでいたなら
周りの人が気付いてあげなさい
だってその人は 自分では
助けを求められないから
あの日僕がちゃんと もっとちゃんと
あの人と話せていたならば
誰かを救えていたのかな
例え「犠牲」にはなれなかったとしても
せめて「支え」には
思い出した
いつかの夏 お寺の外で
烏とにらめっこしてた僕に
ジュースを買ってくれた 誰かさん
あの人は あの人は
例えば誰かが大変な目にあっていたとして
それを救おうとする事こそが
既に「支え」なのかもしれない
あの日僕は何もできなかったけれど
こうして後悔して悩む事で
あの人の「支え」になってるといいな
例え「犠牲」にはなれないとしても
許してもらえるかな
許してもらえそうだ
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