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未成年
作詞 夢井みづき
ある日のぼくに彼らは告げる
今さらそこでなにしているのと
これは世界からの宣告だ
ぼくだってなにかになりたいんだ
焦燥 焦燥 焦燥

ぼくはずっと待っていた夜の底で動きもせず
冴えたつもりの脳みそで輝ける日々を思い描いて
背伸びしたため息はなんの力も持っちゃいないんだ
いつから春がこんなふうに憂鬱に感じるの

風がやんだらあちらへ渡ろう
それまで それまで それまで いつまで

とうとう人に成ってしまった
ぼくはもう人に成ってしまった
泥の船を作って作って沈めて停滞で塞いで
ぼくがぼくを捨てさえすれば
ぼくはなにかになれるだろうか

乾いてゆく心臓で自尊心を転がしている
叫びだしたい唇に乗せるうたすら見つからないで
大嫌いだった彼らは今ごろどうしているのでしょうか
僕より幸せになっていたりしたなら
ああ ああ もう

この手が日々生み出すのは
なんにもならない無為な手すさび

向こう岸には本物のぼくがいて
なりたい なりたい なりたい 返して

とうとう人に成ってしまった
ぼくはもう人に成ってしまった
泥の船を作って作って沈めて停滞で塞いで
ぼくがぼくを捨てたとしても
ぼくはなんにもなれやしないさ

こんな涙流したくもない
でも流さなければぼくは
ぼくではなくなってしまう
考えることをやめたぼくはいつか
ものだらけの世界で死ぬ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 未成年
公開日 2018/07/19
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 4thアルバム『夜光虫』に収録
夢井みづきさんの情報













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