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弔花
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作詞 夢井みづき |
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別れ話ならぼくもそのつもりで
心の準備は済ませている
正直なところきみが泣いてくれて
ほっとした
黙り込んでしまったきみに
この期に及んで見惚れている
往生際の悪いやつだ
いっそ嫌いだって言って
先に躓いたのはどっちだっけ
思ってたよりもずっと痛いや
掠り傷から毒がまわれば
キスの余韻は死んでゆく
きみの墓標に花びらをかけて
この因縁を憐れんであげる
ぼくの墓標に花びらをかけて
この執着を弔ってくれ
それでいいいよ
それでいい
独りよがりな夢を見ていたのは
お互い様だって分かっている
うまくやれなかったこと
してくれなかったこと
もう二度と抱きあわないだろう
二度と巡りあうこともないだろう
繋いでも繋いでも終わったなら
それまでだったって
先に躓いたのはこっちだって
思ってくれても構わないよ
横たわるその亡骸を
照らした夕日は茜色
今度こそはと思えど黄昏
ああきれいだったなあ
ただつまらない恋をひとつ亡くした
それだけ
きみの墓標に花びらをかけて
この因縁を憐れんであげる
ぼくの墓標に花びらをかけて
この執着を弔ってくれ
ねえ
きみの墓標に花びらをかけて
この因縁を憐れんであげる
ぼくの墓標に花びらをかけて
この執着を弔ってくれ
おねがいよ
おねがい
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