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遊び疲れた後に見た夕日
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作詞 あんにゃ |
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半ズボンのポケットに手を突っ込みながら
風船ガムを膨らましてた僕はもういない
「光陰矢のごとし」の言葉通り
いつしかくたびれた顔の大人になってた
子供には子供なりの遊びのルールがあった
だけどその中にある自由を目一杯楽しんだ
決まり切った大人のルールに縛られ
見上げた空がやけに狭く感じた
憧れていた大人はこんなんじゃない
なりたかった大人はこんなんじゃない
遊び疲れた後に見た夕日は綺麗だった
本当に心洗われるようなオレンジ色
家族も友達も先生もみんな優しくて
幸福を体中で感じてたんだ
同じクラスの可愛いあの娘に恋をして
胸の高鳴り抑えきれない僕はもういない
体目当ての男と金目当ての女
ギブアンドテイクを習ってただそれに倣うだけ
いつまでも子供のままじゃいられない
タイムリミットだって限られてるから
長い間飼っていた愛犬も年老いて死んだ
家族でよく行った美味しい蕎麦屋も潰れた
昭和生まれより平成生まれの方が
多くなるのも必然だから
それでも
あのオレンジ色をもう一度目にしたい
庶民の味いつまでも大切に感じていたい
家族も友達も先生もやがて旅立つけれど
「変わらぬものもあるさ」と僕は歌うよ
全身全霊力を込めて歌うんだ
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