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雲の光
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作詞 ヨシヨシ |
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変わるにはもうおそすぎた
どこにでもある痛みに目もくれず
世界は変わろうとする
何者にもなれないままどこへ向かう
気づいたらひとりぼっち
いやずっとひとりぼっちだった
案外慣れるものだけど
言葉に直せないこの気持ちは
なんだろう
ありふれた苦しみに
溺れそうになりながら
必死に息を殺して
息をつないできた
ふと見上げて差した雲の隙間の光が
とても眩しくて綺麗だった
言葉にしたら嘘になった
それを隠そうと嘘をついた
そうやってどれくらい
自分を騙してきたんだろう
必死に笑って繕って
楽しそうに歩くふり
得意げな言葉を吐くたびに
嫌いなものが増えていく
大事なもののその価値の
測り方をまちがえないように
何だって疑って彷徨った
光が当たるその場所に
行くことはないとわかっていても
どうしたって見えてしまう
あのとき見た雲の向こうが
ずっと消えない
忘れてしまった言葉
未だに覚えてる約束
捨てられない記憶
失なってから気づいた
こんなに温かいものだなんて
やり方はわからないけど
道なんてどこにも見えないけど
失ったものがあるなら
また歩く理由にもなるだろう
いつか自分に出会うまで
わからないものがわかるまで
苦しみの意味を知るまで
歩いてみようと思う
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