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オヤユビフレンド
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| 作詞 はぎしり |
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ドカドカと階段をのぼってくる足音に
わたしは今日も息を殺してすごすのです
からだににじむ紫色は
こぼれきれない涙
ドカドカと足音が家にいる間は そっと
わたしはわたしを殺してすごすのです
母親は世間体ばっかり
気にしてあてにならない
ねぇ、オヤユビフレンド
キライな人間ばっかりで
現実に最終ログインした日
君は思い出せる？
液晶のブルーライトに照らされているわたしは
まるで巨大な水槽に沈んでるみたい
このままスクロールしても
こんな日々終わりなんてこない
ねぇ、オヤユビフレンド
未来へつながるURLは
きっと自分で見つけにいく以外
手に入らない
ねぇ、オヤユビフレンド
母親名義のケータイで
わたしはカオも知らない
君にメールした
だれかになりたいわけじゃないし
どこへ行くかわかんないけれど
引き出しに隠してた
果物ナイフも途中で捨てていくよ
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