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無音のオルゴール
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作詞 ran |
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7月の陽炎が貴方を連れていってしまった
貴方は何も悪くないのに
貴方はもうここにはいない
貴方を失った私は笑うことも泣くこともなかった
私をみていた君が代わりに涙を流していた
7月の暑く眩しい朝に鳴り響いた電話は
私と君に冷たい空気を纏わせた
貴方が生きた日々は私が生きた証であり
貴方が走り抜けた時代を私は後を追う
私が歩く時代を君は少し遅れてついてくる
貴方が笑わなくなってしまった7月
わたしは貴方の分まで笑うようになった
まるでそうしなければならないように
息苦しいほど暑い2人の部屋は
音のないオルゴールのように
今を忘れてしまったようで
悲しさに包まれる貴方を見る私は
声をなくしたカナリアのように彷徨い
貴方がもう一度
笑える日が来るまで
神々のいない日々に祈り続けるだろう
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