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言の葉
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作詞 asahi-na |
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瞳の奥に僅かに見え隠れする
忘れてはいけなかった何か
でも、忘れてしまった何か
鈍色に鳴く宵の月
水面に揺蕩う暗雲
唇からこぼれ落ちる「さようなら」
耳に張り付いた「さようなら」
その裏に秘めた真意を
決して知ることはない
またこの世では誰かが愛を歌い
また一つ新しい果実を結ぶだろう
すれ違ってしまった僕らは取り残され
終わりのない地獄へと旅立つのさ
だから僕ら、「どうか元気で」
だけど僕ら、「また会おう」
踏み出した足が右足なら
続く一歩は左足だろう
始めに君が踏み出したなら
僕は必死で後を追おう
見せかけだった張りぼてと
真実を覆った変わり蓑
伝えたかった五文字を
決して知ることはない
またこの世では誰かが愛を歌い
また一つ新しい果実を結ぶだろう
驟雨に降られた僕らは雨宿り
空気に飲み込まれてゆくのさ
だから僕ら、「また会おう」
だけど僕ら、「どうか元気で」
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