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青い鳥
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作詞 桜井正明 |
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雨が止み 晴れ間に 舞い踊る鳥
空の青に溶けて見えなくなった
追うこともしないで立ち尽くす
それが精一杯だった
泥濘んだ足元
スニーカーに撥ねた泥が
今もまだうっすらと
消えずにいる
どこまでいけるのだろう
こんな狭い世界の中で
どこまでいけるのだろう
こんな広い人々の中で
水溜まりの中に浮いている羽根
手の平にそっとのせると
「翼(あなた)の元に帰りたい」
そう呟いて ひらり 旅立つ
蕾をつけて 濡れている木に
青い鳥の居場所を尋ねても
花を咲かす為に一途で
答えるはずもない
どこまでいけるのだろう
こんな小さな身体なのに
どこまでいけるのだろう
そんな大きな心ならば...
理屈なんてモノはない
命が優しく香るいつもの場所
繋がっているの なにもかも
誰にも見えないところで
そよ風にのって まわる羽根
花の咲く木の枝に引っ掛かる
それを一羽の鳥がついばむ
「おかえりなさい」のひとこと
やっと見つけた「青い鳥」
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