|
|
|
鮫と青海波
|
作詞 飛燕 |
|
少しずつ潮の苦みを受け入れられる年頃にもなってきた
かつての若気の至りを赦してくれないだろうか
曖昧な想像を かたちにならない幻想を書き殴ってた
それはとても愚かな少年の戯言
巻き戻せないけど この潮流は早すぎる時流をなだらかにさせてくれる
黒い想いも 白い真相も 闇を掘り起こせば
月並みでマガイモノだけど 美しく愁眉な「光」
やがて、切れ間のない空間を 永遠に彷徨う喜びに浮かんでいたい
窮状は変化で元通りになれる形状記憶の軟な世界じゃない
滞りなく同じような笑顔で つまらない煌きがいまを、ぼくをつくってる
朽ち果てることを知らない 少年のような模様でありたい
真面目にも人と違わぬ普遍の道程を泳いできたみたい
時に溺れそうになりもした 水の掻き方の解は万と別
軽くて重い雪が漂う シティポップな海洋を洗い流せよ
自由と不自由に満ちた希望の唄で
巻き戻せないけど 過ぎた事象を恨むにも憩うにも今なら穏やかであれる
「星の数だけ」とか「明日は希望」とか従順には未だ進めないが
今起きてる事実に目を向けると それだけで美しく、誇らしいね
そして、傷を帯びた滞留の灘を 眸に浮かぶ同じ味で潤せ
大人のぼくは直立不動を少しずつ忘れてしまうかもしれないけど
それでも堪えるものこらえながら 解き放つもの抱えながら 叫喚するに惚れた
摂理を受け要れて 食べられることを望んで
新たな活路で北叟笑む 浅学なぼくがいま感じていること
波に乗り 振り子激しく
切れ間のない空間を 永遠に彷徨う喜びに浮かんでいたい
窮状は変化で元通りになれる形状記憶の軟な世界じゃない
滞りなく同じような笑顔で つまらない煌きがいまを、ぼくをつくってる
朽ち果てることを知らない 少年のような模様でありたい
|
|
|