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ナップザックに夢をつめて
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作詞 新田拙 |
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ナップザックに
きみのこと詰め込んで
連れていきたいな
もう会えないけど
それは夏に見た冬の夢
寒くない雪の日
たぶん自動販売機の横で
笑ってた
それは夜に見た明日の夢
わからない未来の
たぶん透き通る空に浮いて
手を振っていたのは過去のきみ
とてもとても遠い未来で出会うはずの
ナップザックに
きみのこと詰め込んで
連れていきたいな
もう会えないけど
たしか僕はまだそのとき
きみのことを覚えてて
たぶん笑顔きみのために
送り返してた
たしか僕は今もむかしも
病気のままで
たぶん体中燃えていて
近づけなかったのは忘れてよ
とてもとても海へは行けないよ
ナップザックは
一匹しっぽのはえた
夢があるだけ
翼もがれた
ってあれ?
これってこの前も
していた話かな
この話を聞くのは
何回目なんだい?
答えがないのは
フィルムがここで途切れたから
顔を半分残して
笑った口元だけが僕に言う
「あなたのことをもっと知りたいの」
答えがないのは
僕は僕のことを知らない
ナップザックの中で夢は
冷たくなってる
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