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線路の上で夜に光る
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作詞 新田拙 |
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流れの速い川を遡上するような気分だ
知らない国で飯を食うような気分だ
帰り道煙のにおいが漂うような気分だ
扇風機に指を突っ込むような気分だ
誰も来ないのでここで待っている
誰かがここを通る前に
抜け殻になりたい
今夜僕はここで光る
声は出さずに音もなく
月の光に照らされて
放物線描いて
長距離マラソンで一人になるような気分だ
コンセントから火花が弾けるような気分だ
暗闇で柔らかいものを踏んだような気分だ
大事な部分を聞き逃したような気分だ
誰も来ないので時間が余ってる
誰かがここを通るまでに
全て忘れたい
思い出せることはひとつだけ
つまみを回して音量上げて
左右の耳から脳天へ
三角形描いて
きみの優しさには
冗談がないね
無責任な口先だけの
言葉と変わりない
轟音に包まれて消える
轟音に包まれて消える
轟音に包まれて消える
轟音に包まれて消える
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