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よだれ
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作詞 新田拙 |
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団地の屋根でスキップをするきみの姿は
古い記憶の隅でころがる
きみが弾いていたギターのピックガードは
よだれ垂らしたみたいだった
洗濯物が小さな庭で揺れる
服のよだれが乾いても
忘れられないきみの寝顔
昼過ぎ二時はおやつを食べて
そしたら昼寝の時間にしよう
平屋の屋根でひなたぼっこのきみの姿は
ぼんやりとした未来へ向かう
日が落ちてしまっては うちに戻ろう
寒いのはいやだもんね
洗濯物の白さが空に映える
袖のよだれが乾いても
忘れられないきみの寝顔
夜まで寝ていちゃもったいないよ
僕ともう一度お話をしよう
洗濯物が夕日の赤に染まる
服のよだれが乾いても
起きてこないよ きみの寝顔
洗濯物は取り込んでおこう
明日は雨の予報なんだ
いくらよだれでよごれても
涙で濡らしちゃいけないね
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