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誰かのために
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作詞 新田拙 |
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苦しむ先はどこへ行く
歩きだすなら道の上を行け
脚が折れてしまっているから
芋虫のように這うだけ
どこかへ行こうとするけれど
どこへ行くにも間に合わないよ
走りだして 転んだって
のし上がって 転げ落ちて ああ
突然の嵐に巻き込まれたなら
ひしゃげた心は捨てていけ
爪痕残そうとするけれど
爪ははがれてしまっているんだ
指の先でなぞるだけ
墓標に名前は刻めない
生きた証は夢の中
目を覚ましたら忘れてしまう
思い出して 忘れたって
掴んだって 放したって ああ
誰かのために生きられたなら
死ぬのはこわくないはずさ
誰かのために生きられたなら
死ぬのはこわくないはずさ
眠りの中 心の中
燃える炎で埋め尽くして
走りだして 転んだって
のし上がって 転げ落ちて
歩きだして 挫いたって
手を伸ばして 手を振れば ああ
死ぬのはこわくないはずさ
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