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被写体として
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作詞 邦ロック凡人 |
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これは最初からそういう仕組み
意気地なく泣くように決まってたんです
結びの言葉もありません
結ばせてとも思いません
気づけば惹かれていたのは確かです
だけどそれでも思い返すと
何が心に刺さったのか分からないのも確かです
分かったことはたった一つ
これは夢でもなんでもないささくれた現実です
ほらフラッシュライト
今なら格好のネタになるはず
知らないところでこの話
高く売り飛ばしてよ
どこか他の世界の物語
遠く離れた無縁話だと思っていました
受け入れられるわけありません
そんな簡単なことではありません
気づけば置いていかれたのは確かです
だけどそれでも思い返せば
そこで取り乱さなかったのは唯一の収穫です
ほらフラッシュライト
今なら格好のネタになるはず
知らないところでこの話
高く売り飛ばしてよ
色濃く描いた始まりも
終わりは突然白紙になりました
バツの悪そうな残りのページに
無理に書き込んだあとがきのその上に
やけに温かい雫が静かに落ちました
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