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36.5℃
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作詞 邦ロック凡人 |
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後ろ向きに歩く
いつこの道が終わるか怯えながら
何個もの鈍色が音を鳴らし
手を伸ばすようにかき分けられた
切り捨てるだけが正解
そんな風に思いたくはないけど
焦って汚くなった
汚れる勇気もないくせに
どこかどこかと追い続けてた
どこかどこかと追い求めてた
でも今じゃどこだっていい
雲の切れ間から漏れる光こそが答えだ
苦し紛れの笑み
いつこの思いが絶えるか焦がれながら
いくつもの別れが喉を枯らし
「在るべき自分」の枠を払った
張り付いた笑顔が一番
僕を僕じゃなくしていく
「心からいつ笑った?」
捨て去る勇気もないくせに
どこかどこかと追い続けてた
どこかどこかと追い求めてた
でも今じゃどこだっていい
僕なんか気にせず今日も太陽は目を瞑る
後ろ向きに歩く
いつ崖に足を取られるか怯えながら
強く根づいた花を踏みつけて
手を伸ばすように明日を願った
どこかどこかと追い続けてた
どこかどこかと追い求めてた
「でも今じゃどこだっていい」
36.5°Cの言葉が空に溶けた
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