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明滅する眩暈
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作詞 夏心空蝉 |
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ある程度知識を詰め込めば あとは外に投げ出すだけです
恐れることなどないと言ったら大体は嘘になりますが
行き着く先はみんな同じ冥途でしょう
だから歪な足跡も 零した恥晒しも 磨けば立派な勲章です
蓋をしたものは蓋をしたままで どうか腐らせませんように
綴った思想や 捻り出した才能が 誰の目に留まらなくとも
明滅するような眩暈に浸れれば 案外それで充分です
やけに後ろめたい気持ちが輪郭をなぞっていきますが
この際 無敵の星を取らせてください
真面目になればなるほど 馬鹿馬鹿しくなって 反吐が出そうな毎日です
せめて仮初めの肩書きには 異端者のまま踊れますように
存在の証明や 承認の欲求で 一言で片付くのが常でも
居場所と呼べる価値観は変わらないでしょう
だから歪な足跡も 零した恥晒しも 磨けば立派な生き様です
蓋をしたものは蓋をしたままで どうか腐らせませんように
綴った思想や 捻り出した才能が 明日の糧にならなくとも
明滅するような眩暈に悦べば もう幸せの類です
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