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君の心 僕の心
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作詞 SAKURA |
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凍りついた君の心は すぐには融けてくれない
どうしたら君は また笑ってくれるようになるだろう
こんな時代ではなかったら 凍りついたりしなかったのかな
となり同士が監視し合う世界 世に逆らったら消される世界
君の両親は僕たちが幼いときに 姿を消した
それ以来 僕は一度も会ったことはない
それから君は変わってしまった まるで蝋人形のように
無表情で 無愛想で 人でなくなってしまった
真実ってなんなんだろうか これが正義なのか
人が人でなくなる社会 監視される社会
凍りついた心を融かすために 真実ってものを探してやろう
僕は自ら国家の犬になることを選んだ 国家保安省(シュタージ)の犬だ
この腐りきった世界の真実ってやつを見るために
毎日毎日連行される人々 拷問を受ける人々 処刑される人々
他の奴らは平気で事務的に遂行している
僕は初めて処刑する しなければ危険分子と見なされるからだ
銃口を向けたとき 震えていたが引き金を引いてしまう
これでこいつらと同じ仲間になってしまった だが違う
僕はこのために来た訳じゃない 変えなければならない
真実ってなんなんだろうか これが正義なのか
血塗られた僕が この世界を変えることが出来るのだろうか
君は今頃何をしているのか 君のために僕は今日も業務を遂行する
5年経っても何もわからない 何も変わらない
銃口を人に向けても 震えは全くなくなった
この人にも家族がいるのだろう 無実なのかもしれない
だが目をつけられることをしたから ここにいるのだ
僕は何も悪くない 僕は僕の正義に従って業務を遂行しているだけだ
昇格することに血眼になり 真実なんてどうでもいい
この腐りきった世界でも うまく立ち回れば良い生活が送られる
真実ってなんなんだろうか これが正義なのか
国家の犬として働いた結果 壁は崩され世界は消滅する
今はただの殺人者 昔の僕はどこに行ったのか
君の心が凍りついたように 僕の心も蝕まれ凍りついていく
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