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てるてる坊主
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作詞 ゆず |
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1.
窓際に1つのてるてる坊主。
不細工な顔で笑ってる。
「明日の天気は晴れですか?」
小さな声で問いかけた。
遠足も運動会も明日じゃないのにね。
てるてる坊主の首の紐。
血の色をした、赤い紐。
いつか首を切られ捨てられる。
そんな哀れなてるてる坊主。
2.
また今日も天気は晴れだった。
てるてる坊主の力かな。
「まだここで生きていたいんだ」
そんな声がどこからか聞こえた気がした。
てるてる坊主の首の紐。
血の色をした、赤い紐。
生きるため、祈りを捧げる。
そんな惨めなてるてる坊主。
3.
てるてる坊主を作った理由(わけ)は、
その首を切りたかったから。
ボクは死にたいけど死ねない。
だから誰か、代わりに誰か、死んでほしかった。
てるてる坊主の首の紐。
血の色をした、赤い紐。
精一杯に今日を生きる。
そんな美しいてるてる坊主。
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