|
|
|
夏色イヤホン
|
作詞 コイン |
|
雨に消された 昨日の思いでは
汗に流れた 昨日の夢見は
壊れ 狂った 世界を歪める
知らないとイヤホンから漏れる夏の空
繋がったはずの二股の未来から
別々の音が 漏れて 埋もれて
流す風を送る光
見えぬ虹を架ける証
快晴の下 汗を通り天の川を越えて
蝉に聞かれた 私の答辞を
海に流れた あなたの暁
綴れ 破った 犬に気を利く
知らないとイヤホンから漏れる夏の雲
外されたはずの二欠片の宇宙から
別々の音が 漏れて 埋もれて
流す風を送る光
眠る君を起こすときに
快晴の下 汗の通りを天の川に代えて
忘れないで そこに流れた音に
意味になんてないのに 意義なんてないのに
漏れた 水の弾ける音に
叫ぶ声がこだまするの
ある夏の日に 消えるべき二つの響きを
|
|
|