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僕らの世界
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作詞 みさこじ |
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11月のある日のこと
君は小さく呟いたんだ
「世界は幸せかな?」
君がどんなに辛くても
いつも通りの世界があって
僕がどんなに幸せでも
世界には悲しい出来事が溢れてる
今日も空には雲が浮かぶ
葉っぱは音を立てて踊って
風は静かに背中を押す
時には静かに抵抗して
時には僕を脇道に逸らすんだ
君があまりにも大きな声で笑うから
僕は涙を涙で流したんだ
僕らは世界に期待して
世界は僕らをそっと見つめるんだ
君は小さく呟いたんだ
「使い捨てカメラみたいだね」
世界をどんなに写しても
それはほんの1パーセントにもならなくて
どんなに想いを叫んでも
声を写しだせやしない
だけど僕らにはたった一つの思い出で
いつまでも覚えてるんだ
どんなに色あせても
消えることはないんだ
君が真っ赤な目で空を見上げるから
僕は小さくうつむいたんだ
僕らは世界に恋をして
世界は世界を愛するんだ
君があまりにもゆっくり歩くから
僕もつられてゆっくり歩いたんだ
景色がいつもと違って見えた
世界がいつもと違って見えた
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