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無夕病
作詞 ゴミ捨て場の猿
バイバイ
君の声は
あまりにも軽く空を舞った
やがてそれは銀河の果て
とても微小な星屑に

「なんで言えなかったの?」
未だに少年は僕に言う
離れないでほしいと

「今なら」ばかりだ

どこまでも大きい記憶の銀河
僕は一つの隕石だ
硬い一つの隕石だ
いろんなものにぶつかり続けて
いろんなものをクラッシュしすぎて
あなたの星にいつまでいたのか
それさえとうに忘れてしまった


後ろに光るは幾つもの星
ぶつかるまでは硬い暗闇
通り過ぎてふと涙流れる
砕けた星は宝石のようだ

あなたもいつしかそいつになった
その光は今と距離を隔て
泥舟に乗った僕の頭上
ヘラヘラ笑っているばかりだ

どこまでも明るい記憶の野原
僕は一つの野花だ
白い一つの野花だ
いろんなものをゆらゆら避けて
いろんな花とステップを踏んで
あなたの花が
いつまで枯れずにそこに在る?
ただ大切だった

ああ 残酷だ
時間は暴れる
やがて此処は
廃れる
焼け野原にされる

ああ あんまりだ
あなたが消えてく
やがてそこは
無になる
あの笑顔でさえも

消えてく

消えてく

消えてく

夕刻

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 無夕病
公開日 2018/05/31
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 時間が流され、記憶が薄れる。
悲しい。途方もなく、悲しい。
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