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ぽつり、ぽつり
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作詞 山田拓実 |
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紡ぐ言葉は 降り出しの雨のように・・・
シクシクと泣き出した 灰色の空を
覆い隠す雨雲に 心まで埋もれてしまった
僕は今どこへと 向かってるんだろう
わずか覗く青空を 今も探している
傘も持たず飛び出して スクランブル掻き分けて走る僕は
閉じ込められたガラス張りの部屋 声にならない声で叫んでいるんだ
紡ぐ言葉は 降り出しの雨のように
君の視界を曇らせてしまうから
つぐむ口から 吐き出せない想いが
ガラスを割って飛び出ないように 必死で抑えつけるよ
そうだな言ってみるなら 生きるということは
イバラの迷路の中を 一歩ずつ歩いていくこと
空は見えるけれど 居場所は分からない
ゴールに近づいたのか 遠ざかったのか
手さぐりで進もうとしても トゲが邪魔をして触れなくて
どこにも頼る場所がないような 気づいた時にはまた空が泣き出した
ぽつり、ぽつり 降り出した雨のように
僕の視界を曇らせてしまうけど
つのる気持ちが 吐き出せない想いが
ガラスをそっと撫でるように 視界をクリアにするよ
たとえ世界中の言葉を使っても
君にこの想いを伝えきれない
土砂降りの下で君の影を探せば
頬を伝うのは涙か雨か
それすらもわからなくて・・・
紡ぐ言葉は 降り出しの雨のように
君の頬を優しく伝うから
雨が注いで やがて海になるように
願いを込めて 今日も言葉を紡ぐんだ
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