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並行線
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作詞 ユトリ |
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長すぎる前髪と滑り台の鼻と
小さめの左手と一重の細い目
できもしないのに口だけは一丁前で
優しすぎる優しさがたまに嫌になるよ
大人ぶって落ち着かせて
そういうところ嫌いなはずなのに
失った捨ててしまった遅すぎた
まだ 好きだった
僕の左側の風通しがよくて
腕に重さはどこにもなくて
バイト先でねって話せなくなった
今更 愛していた
左目にかかった前髪と耳を飾るイヤリング
冷たい右手と暖かい柔らかな笑顔
子供扱いで上からで
そういうところ嫌いなはずなのに
失った捨ててしまった遅すぎた
まだ 好きだった
私の右側が寂しくて
手のひらがちっともあったまらなくて
昨日見たテレビでねって笑えなくて
今更 愛していた
あのとき投げ捨てたブレスレット
今でも捨てられずにとってあるんだよ
容量を超えた写真フォルダー
変わらず 笑っているまま
出会う前のあの時に戻るだけ
笑わなくなったただそれだけ
想像つかないな どうしてだ
ああ 愛していた
きっと最後の恋だと思ってた
言えずに残った言葉たちが
居場所をなくした僕みたいだ
今更すぎた 愛していた
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