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ブラックコーヒー
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作詞 ユトリ |
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時計を眺めた 午前1時を過ぎてた
意味ありげなため息と 眠気覚ましのコーヒー
何をするにも 足取りが重くて
昔話にするには 少しばかり早いな
台風の去った 9月の始まり
晴れ渡る空の下に 小さくできた水たまり
反射して映った私には
太陽を見つける 術はなかった
あなたのいなくなったこの街は
まるで空っぽのコルクボードのようで
撮りためた写真たちも綺麗に剥がれて落ちた
あなたの好きだったあのバンドの歌は
今の私には少し重すぎるな
愛を知らない人と人が
朝日を浴びる合図を待ってた
あなたの好きだったあの場所の景色を
思い出にできるほどには
強さも覚悟も持ち合わせてなくてさ
今日もひとりで始まりを迎える
街を眺めて歩いた 数ヶ月前の景色とは違った
あなたの広い肩幅が そこにはもうなかった
何したって結局 あなたがそこにいる気がして
忘れようが結局 忘れさせてくれないんだ
ありきたりなラブソング 12月も終わる
雪が降る街並みと 赤、白、緑の色彩
カフェテリア カウンター席 1名様
まだ温かいコーヒー ここにあなたがいたんだ
あなたが好きだったあのバンドの歌は
今の私には少し重すぎるな
愛を知ってしまった人と人が
朝方のベルの音を待った
あなたの好きだったあの場所の景色を
思い出にできるほどには
強さも覚悟も持ち合わせてなくてさ
今日もひとりで始まりを迎える
あなたの好きだったあのバンドの歌は
今の私には少し重すぎるな
愛を知らない人と人が
朝日を浴びる合図を待ってた
あなたの好きだったあの場所の景色を
思い出にできるほどには
強さも覚悟も持ち合わせてなくてさ
今日もひとりで始まりを迎える
朝日が私に終わりを告げる
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