|
|
|
爽夏の海に消える命の泡
|
作詞 norika |
|
点滅した信号機
光が交じる白線
水溜まり続く道
行き止まり看板
静寂を切り裂いて
できた傷跡だけが
涙に絡みしがみ憑く
忘れ去られた僕の想い
背負って難キロも歩く
褪ばんだシャツ捨てて
爽空に溺れて溶けて消えたい
夏が終わり告げてしまう前に…
点滅した街灯柱
光が朽ちた足下
彩火咲き開く夜
秘密基地トンネル
静寂は砕け去り
喧騒を踏み蹴散る
靴音よ漂ってくれ
噎せ狂うほど
呼吸を深く
摺って廃いた
藻屑のように
沈むだけの命の泡を
瞼にそっと触れさせて
囁いて僕の名が無くなるまで…
忘れ去られた僕の想い
背負って難キロも泳ぐ
たどり着く先まだでも
爽海に溺れて溶けて消えるの
夏が終わりを告げてしまう前に
ソーダ瓶の底に残って
弾けたあの夏の記憶を
もう一度瞳の中浮遊させて
|
|
|