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散るドレンと春花(しゅんか)の園(エデン)
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作詞 norika |
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散るドレンの青瞬桜
手を伸ばして掴んだ
懐かしさだけが風に
ユラリフワリと泳ぐ
「ああまだ消えないで」
空へ舞っていく前に
制服を持って逝って
もう僕には必要ない
窮屈だったのにどうして
寂しいと感じてしまうの
ネクタイやローファーに
縛られ擦れていく傷みが
今じゃ愛しくなっていく
校則から解放された
清々しさを思い出す
若気の形跡を残して
ユラリフワリと泳ぐ
「ああまだ在るんだね」
卒業証書を見つけて
あの頃をなぞり返す
だけどもう戻れない
退屈だったのにどうして
悲しいと感じてしまうの
校章バッジとスクール鞄
黒髪スタイルとはお別れ
今じゃ遠い記憶になった
びっしりと埋め尽くされた
ノートは笑顔と涙で染まって
いつしか僕の拠り所になっていた
薄桃色の雨が降り注いだ
街にも新生の日が昇って
麗らかな空気が流れ込み
大人と呼ばれる新境地へ
今日僕は踏み入れたんだ
読み方
青瞬(せいしゅん)
鞄(バック)
拠り所(よりどころ)
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