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春涙〜spring tears
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作詞 norika |
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小さな足跡から始まった
自分というひとつの物語
僕よりずっと前に生きていた
桜の木はずっと誰かの成長を
見守ってそこに立っていたの?
手のひらに落ちていく桜の涙は
伝え切れずにいた言葉の栞の花
蕾だった僕は今日からふるさとを
離れて新たな街で再出発するんだ
大きな手のひらの温もり
深くて優しい愛の匂いが
離れないけど甘えられないよ
大人になるということの意味
少しずつ分かってきたところさ
頬を伝った桜の涙が消えたって
この瞬間を決して忘れぬように
心の中に春時の風を刻み込むんだ
待っていて僕は今より大きくなる
ヒラリと地面に落ちた
涙は桜色へと変わって
どの街にも流れてゆく
ありがとうとさよならを託して
降っていくスプリングシャワー
君がくれたたくさんの言葉たちを
抱きしめながら思い出の中を歩く
また出逢うその日まで…
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