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存在(い)きている
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作詞 norika |
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心の傍らに或るのは
制御失って輝かない
壊れた石の欠片だけ
痛々しい叫びに気付けず
明日は当たり前に来るけど
この瞬間だって亡き命はちゃんと
記憶の中で呼吸をして泳いでいる
そう思っても遺された僕には虚しい
存在(い)きている今日だって
君がいない日常が普通になっていく
でも淀んで見えてしまうのは何故だろう?
まだどこかにいるって信じているからかな
生まれてきたことは
輝命(きせき)なんだと知った
張り裂けそうな想い
言わずに抱えているなら
せめて僕だけには伝えてと
発していたらこの世界でまだ君は
生きていたんじゃないかと思って
後悔の念ばかりが頭を渦巻いていく
幸せになどなれないよ
例え何かが許してくれたとしても…
でも君の分も生きてゆくんだと決めた
決意を胸に今日だって息をしているんだ
ありふれた言葉たちが
涙色の空に寄り添って
鳥たちの儚い鳴き声が
メロディーを羽ばたかせる
存在(い)きていく明日だって
君がいないのはもちろん分かってる
でもまだいるんだって言っている僕なんか
誰も信じてくれないけどちゃんと心に在るの
寂しいなんて言わない
悲しいなんて言わない
君を困らせたくないよ
どうか幸せでいてほしい
僕は現在(いま)を存在(い)きているから
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