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どんな日々にも
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作詞 すずの |
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日差しが少しずつ春めく頃
重い上着を片付けて
出かけた午後の散歩道
頬過ぎる風は まだ冷たく
ポケットに手を入れ
肩をすくめて歩いていた
振り返れば 随分遠くまで来たよ
足跡の上 転がってるのは
こぼれ落ちた時のカケラと虚しさ
引きずって 断ち切りたくて
ずっと 苦しかった
運命のせいにして
神様のせいにして
誰かのせいにして
何より 自分が許せなくて…
夕焼けが照らす長く伸びた影
立ち尽くす目の前に
さらに険しき明日がある
いったい どこまで続くのだろう
踏み切りの前 立ち止まる
遮断機の音に 我に帰れば
帰る人乗せて電車が過ぎて行く
夕焼け雲見上げれば 輝く一番星
切なく哀しく しがない毎日
彼方から届くひとすじの光
どんな日々にも 感じていたい
例えば春の1日に
少し明るい色を着て
小さな花を見つめて
優しい歌を聴けて
心に想う人がいたなら
もう一度 胸張って
きっと また 歩いていける
ささやかな今日を
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