|
|
|
エメ
|
作詞 千 |
|
エメ
世界を守る職に就いた男性が愛した 今
我が子が 生きられる期限 が選択されて往く
※
「無実の罪」だと嘆いた 我が子から
視界を逸らさないと 繋がれたその手を
今 奪い去ってしまいそうで…
どうか 追憶(キオク)と共に 感情を殺して
くれませんか。
ある日 ひとつの報せが 男性の耳に入る
「少年が男性3名を殺害した」と…
目の前には愛した 我が子がいて
容疑者という称号が付き 連れてかれて往く
その瞬間 追憶(キオク)と我が子を思う愛が
邪魔になって より惜しいものにしていた
※
「無実の罪」だと嘆いた 我が子から
視界を逸らさないと 繋がれたその手を
今 奪い去ってしまいそうで…
どうか 追憶(キオク)と共に 感情を殺して
くれませんか。
生きられる期限が下され 最後に我が子を
視界に映し出す頃 小さく呟いた
「こんな息子で ごめんね」
“信じている”が喉に詰まり
それを悟ったかのように
「大丈夫だよ」と言い 笑う我が子
※
「無実の罪」だと嘆いた 我が子の
輪郭(スガタ)が消え 数ヶ月が経つ頃
ある男の名が挙がり 簡単に
我が子は「無実」だと証明されました。
軌跡(アス)から平和が消えたその男性を…
無実の罪で 世界から消えた 少年を…
いつかの今日には 過去と化して忘れて
繰返し また世界は言葉を使うのでしょう。
「平和を守る」
|
|
|