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猫のトンネル
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作詞 Rr. |
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落ちた恋の底で
静かな空を眺めてる
のらりくらり歩いていたら
君に拾われたのさ
晴れた日の朝に
欠伸した陽だまり
春を探して体を丸めたら
見つけたのは
小さなトンネル
君が、その春が
ただただ苦しいのだ
洗濯かごには
思い出が溜まってる
横で眠って、息を吸って
膨らむその背中が
愛しくなって、口で言えなくて
ただ鳴いているんだ
馬鹿みたいに
くぐり抜けようにも
少しだけ億劫だ
それがいつか誰かを傷付けても
分からない私なんだ
夢が、その春が
もうすぐ来るらしいのだ
上手く笑おうにも
賞味期限が切れてる
猫になって、窓を抜けて
このまま消え去ったら
君の顔も声も、忘れるのさ
それが苦しいなんて
馬鹿みたいだ
幸せってなんだっけ
もう何処にも無いんだって
二人、寝転んで風に吹かれて
ほら嘘みたいなこと
このトンネルの先に
何があるのかなんて
ねぇ分かってしまうんだ
臆病なほどに
わがままも、間違いも
君は撫でてくれた
春を待って、春を待っている
この心を愛せたなら
横で眠って、息を吸って
膨らむその背中が
愛しくなって、もう言えなくなって
ただ鳴いているんだ
今日も明日も
トンネルをくぐり抜けたら
そこはもう春で
変わらない毎日で
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