|
|
|
花とかぐや
|
作詞 Rr. |
|
ずっと夢を見ていたのだろう
欠伸をした泣き顔で
私は今、花を見上げている
貴方を覚えている
まだ眠たい陽だまりの中
俯くことすらも忘れて
私は今、明後日の方を見ている
貴方を知っている
このまま歳を取るとして
どんな今日を描こう
そして貴方に会えたなら
なんて、私は優しく成れるだけ
花びらが散って忘れていく
この目を覆うほどに
忘れたいのは、その景色の全てだ
貴方は春になるばかり
ずっと夢を見ていたのだろう
昔々、月の話を
口にするたび胸が苦しくなることも
きっと私の罰じゃない
ずっと私の罪だ
このまま夢を見れたなら
木漏れ日の差す何処かで
そして貴方に会えたなら
どうせ欠伸をした顔のままで
こんな酷い顔のままで
花びらが舞って忘れないで
何も言えない私を
どうすれば、ちゃんと泣けたのだろう
私は花になるばかり
そっと口に春を孕んで
貴方は花を見上げていた
使い捨ての心だって
それだけを想っていたんだよ
その顔を忘れるたびに
私は花びらを落として
あぁ、笑っているだけだろうか
ただ綺麗なほどに
夢の中でも忘れないで
何も言えない私を
どうか、少しでも失くさないように
欠伸をした泣き顔で
ほら、春が来る
花びらが散って忘れていく
貴方を思い出すほどに
忘れたいのは、その景色の全てだ
その顔が満ちていく
貴方は笑ったままで
何一つ出来ないままで
そんな私の罰だ
|
|
|