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春とかぐや
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作詞 Rr. |
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ベランダに春が来て
夜の風が吹いた
靡いた髪には昨日の匂い
息も詰まるほどに
こんな私の人生を
紙に綴ってみたって
貴方の優しさが下に写るよ
ずっと滲んだまま
私に名前が付いた時から
貴方を忘れていくのだ
いつか、さよならが出来たなら
この罪が分かるのだ
この胸が痛いのも、きっと
ただ、花が泣きたいのだ
はらり、お喋りなまま
月を見上げている、指を折っている
また貴方は春に似るだけ
終わり知らずなだけ
賞味期限の事だとか
ずっと考えていたんだ
愛も綺麗事も背伸びも忘れ物も
今日も歳を取るのだ
貴方の笑う顔を思い出した
桜の並ぶ道を今も歩いている
貴方を忘れていくのだ
寂しさは埃のように吸い込んで
また春は優しくなって
ただ、貴方を失くしたいのだ
はらり、口も忘れたまま
月が満ちていく、思い出になっていく
さよならも出来ないままで
私が駄目って言って
私の所為って言ってよ
こんな何も無い人生さえ報われないよ
罪や罰なんて結果論だ
ただ胸が痛いんだ
ずっと、隣に居たかっただけ
ただ、花が泣きたいのだ
はらり、お喋りなまま
月を見上げている、指を折っている
また貴方は春に似ていく
ただ、貴方を失くしたいのだ
はらり、口も忘れたまま
月が満ちていく、思い出になっていく
さよならも出来ないままで
この肩狭い地球の上で
貴方を想っていたいだけ
春が終わっていくだけ
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