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夏の魔女
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作詞 Rr. |
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【夏の魔女】
夏の白さに立てた爪色は紅
泣き空も忘れて
渇いた喉を思い出す、夏だ
あの夏の向こう側
境界線は黄色
夏草を分けたら、ほら秘密基地だ
誰も居ない八月の教室で
膨らむカーテンに包まった
「もういいかい」「まあだだよ」
さぁ、かくれんぼの続きを
君は魔女になって
割れた花瓶の音が嗤うよ
怯えた僕の目を
もう、見つめないで
君は魔女になって
優しい嘘が罪に変わるよ
褪せた僕の水面を
もう、見つめないでよ
夏の喧騒に汚れた僕を描いてた
美しい君を透かして見えた、夏だ
あの夏の背伸びすら
歳を取っていく
夏草の匂いに笑ってしまった、僕の負けだ
君が泣いたら空は晴れる
神様、どうか今は泣かないでいて
世界を溢さないで
終わりの呪文は暑さに溶けて
また夏が来るのだろう
温いサイダー、汗をかいた頬
空はずっと青いままで
明日の輪郭は暑さに溶けて
また君を傷付けるのだろう
温いサイダー、汗をかいた頬
空はずっと青いままで
ずっと青いままで
君は魔女になって
嗄れた公園を彩るよ
僕の乾いた微熱を
もう、愛さないでよ
君は魔女になって
割れた花瓶の音が嗤うよ
怯えた僕の水面を
もう、見つめないでいて
君は魔女になって
優しい嘘が宙に舞うよ
怯えたその目を
見つめることができたなら
終わりの呪文は暑さに溶けて
また夏が来るのだろう
温いサイダー、汗をかいた頬
空はずっと青いままで
明日の輪郭は暑さに溶けて
また君を抱き締めるのだろう
温いサイダー、汗をかいた頬
空はずっと青いままで
ずっと遠いままで
優しい君が笑った、夏だ
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