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君と花
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作詞 Rr. |
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橋梁の下、夢の跡
痣の青さが春に変わっていく
風になる前の言葉みたいで
心地良い昼下がり
君が眠る
臆病な化け物、棘と嘘
切り落とすほどに何故か醜く見えて
羽根になる前の鱗さえ落として
ただ愛を探していたんだ
君は知らない色に染まって
それがとても眩しくて
だから、私は歌を辞めたんだ
君の描く花をもう傷付けないように
苦しいの、ただ苦しいよ
君を揺らす風が 君を焦がす光が
夏草の匂い、ただ前世を思うように
きっと、もうさよならだ
もう叶わない 夢の話で
君の瞼をそっと下ろしていく
影になる前の優しさみたいで
どこか寂しくなるんだ
私達、前世で出会っていたような
そんな気がして怖くなるの
複雑に繋がり合った細い糸を
掻き分けて歩くような 君への距離
苦しいの、ただ苦しいよ
君を揺らす歩き方が 君を惑わす季節が
夏草の匂い、ただ前世を仰ぐように
涙だって分からないんだ
そっと触れた肌が、化石になる
それだけで それだけで
もう、それだけで
眠たいよ、少し眠るよ
それが最後の言葉なら良いな
夏草の匂い、どうして邪魔をするの
どうして涙が溢れるの
苦しいの、ただ苦しいよ
君を揺らす風が 君を焦がす光が
夏草の匂い、ただ前世を思うように
きっと、もうさよならなんだ
花を描く 君が花
それを束にして渡したいから
ずっと歌ってきたんだ
君に届きますように、と
花を描く 君が花
それを束にして渡したいから
ずっと歌ってきたんだ
君と笑え合えますように、と
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