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Stopping Watch
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作詞 李新 |
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君と別れた あの日はたしか
少し寒い 前の春
上野の駅の プラットホーム
別れを惜しむ 人たちの
その一人が僕だった
君はデッキに乗って
ありがとう 元気でね、と呟いた
一年が こんなにも 長いなんて
君と別れるまで 知らなかった
まるで昨日のように 思い出せる日々は
もう遠い 遥か昔
閉まるドアから 見える涙を
僕は今も 忘れない
ドア越しに見る サヨナラは
聴こえないけど 見えていた
小さく手を振る君に
僕は見えなくなるまで
追いかけて 力の限り 手を振った
一年が こんなにも 長いなんて
君と別れるまで 知らなかった
腕に残った痛みは 色褪せないで
今もまだ 残っている
見送り客は 帰って行った
誰もいない 上野駅
一人佇む 僕の姿は
センチメンタルなオブジェクト
夜行列車もいない時間(とき)
夜はそっと静かに
たそがれる 哀れな僕を 包み込む
一年が こんなにも 長いなんて
君と別れるまで 知らなかった
別れの意味を嚙み締めて 涙流す日々は
しばらくは 終わらない
一年が こんなにも 長いなんて
君と別れるまで 知らなかった
まるで昨日のように 思い出せる日々は
もう遠い 遥か昔
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