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通過駅
作詞 李新
朝 プラットホームに立つ
池袋行きの急行が スピードを上げて通り過ぎる
列車にひしめく人々に 僕の姿は映らない

初めて君に会った時 まるで時間が止まって見えた
神様なんて信じてないが 運命があるのを初めて知った
無邪気に笑う横顔が 苦しいくらいに締め付ける

ああ どうして僕らは出会ったのだろう
楽しかったあの日々が 写真のように色あせても
決して忘れることのない 思い出を僕に焼き付ける

夜 最終下校に待ち合わせ
君の最寄りは所沢 急行止まる駅なのに
二人で帰るためだけに 普通列車に乗った日々

いつか家庭科の宿題で 将来の家を描いたとき
君の家の間取り図に 二人分の居場所があった
ただそれだけのことなのに 背中で泣いた僕がいた

ああ どうして僕らは出会ったのだろう
君を失い傷ついて どれだけ空を埋めたって
君がいない白色が 哀しいくらいに際立った

列車に乗るたび二人分 席を探す癖がまでが
君の残した思い出ならば
車窓から見た煙突さえも 赤く輝く思い出なのか

朝 プラットホームに立つ
池袋行きの急行が スピードを上げて通り過ぎる
列車に乗った君の眼に 僕の姿は映らない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 通過駅
公開日 2017/09/14
ジャンル ポップス
カテゴリ 失恋
コメント 甘く、痛い初恋を列車に例えて表現しました。もしあなたがこれを読んで自分の初恋を思い出して頂ければ幸いです。初恋からもう何年か経ちますが、いまだに電車の音を聞くたび、二人で帰った日々を思い出します。そんな男の未練がましさも感じていただければ幸いです。
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