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夜明けの唄
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作詞 なるせ |
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”好きかどうか分からない”
僕を浮かべた感情が
真っ暗な部屋の隅で
君の香りを覚えてて
「好きだよ」なんて伝える余裕も
「さよなら」なんて告げる勇気も
答えのない問いみたいに
そっとゆらゆら揺れるから
運命なんて実体のないものに
囚われてないで君を見つめて
青に染められた夜空みたいに
いっそ僕も飲み込んでくれよ
君を探した足跡も
星を紡いだ残像も
何も見えなくなるくらい
何も聞こえなくなるくらい
もう何も僕を
咎めるものないくらい
君じゃなきゃダメな理由
それはいったい何だろう
僕ら生きていく意味を
まだ見つけられないまんま
儚さや憂いをひっくるめて
繋いだ手の温もりさえも
まるで幻みたいだね
もう思い出せなくなって
会いたいと何度も願う度に
また会えない距離に嘆いて
僕の名前を呼ぶ声も
優しく撫でるその指も
何も見えなくなるくらい
何も聞こえなくなるくらい
きっともう僕は
青い夜に眠れなくて
生まれ変わっても
また君に会えるなんて
そんなこと思ってなんかないから
だから君に言わなきゃいけない
言葉をまだ僕は まだ...
会いたいと何度も願う度に
また会えない距離に嘆いて
そんなこと繰り返せば ほら
夜明けはすぐそこにあって
青に染められた夜空みたいに
いっそ僕も飲み込んでくれよ
君と生きてきた証も
君と生きていく想いも
何も見えなくなるくらい
何も聞こえなくなるくらい
ただそれだけで
明日を迎えられるように
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