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白→黒
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作詞 RAISE |
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通り雨に流されて
染め上げた色 服にうつる
君を真似た白い日々
残された僕 黒に帰る
粒子の一つ一つを塗りつぶした絵の具は
キャンパスを濡らしても 解けない
衣更えには早すぎた
置いてけぼりの雨宿り
季節は夏を追い返し 肌寒い秋を呼んだ
両手を暖めてくれる あの笑顔は
目をそらしても溢れかえる現実を
描き出したのは僕だから
体をおおう純白ベールが黒ずんで
何も無かったように
無情な空 かわかない
吹き抜ける風 どこに行く
瞳を閉じ 暗闇で
泣いているのは 僕じゃない
綺麗なあの日の絵画はいつまでも色あせず
セピア色に染まる街さえ 鮮やかに
だけど未だ僕は振り切れないままに
君の色遣い盗んでいる
完璧じゃない灰色に染まり始めても
気づくのが遅すぎた
目をそらしても溢れかえる現実を
描き出したのは僕なのに
体をおおう純白ベールが黒ずんで
何も変えたくなかった
白い光に包まれた
僕だけの朝 窓の外晴れず
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