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妖艶無双
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作詞 葉之和 天 |
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妖艶無双の君が愛しい
春の終わりの恋の行方は 時の神のみぞ知る
鼻を刺激する快楽 甘い奇蹟滲ませて
夏の開幕(はじまり)を告げるドレス 目が眩む
息を潜め 焦りながら 紅い花に酔える
その唇触れていたい 遠ざかる前に
妖艶無双の君に逢いたい 夏が終わって秋が来るまで僕を酔わせて
引っ掻き回そうと君に伝わる術も知らずに 罪も知らない君は振り向かぬ 嗚呼、妖艶無双
諦めの悪いくせに 虎視眈々と契機を窺う
いつかは届くと 信じていたのは幻想
金色のその髪のように止まった時間が
もう二度と動くことはないとわかっても
妖艶無双の君が恋しい 冬になっても心は枯れぬ 少女のように
廻り廻って季節彩(いろづ)く 花の香りも今宵の月に溶けてゆけば ああ…伽藍堂に消える
時が流れ 一人乱れ 悲しみさえ 耳を欺く
淡き光 見つけ出して 歩く先に紅い灯
妖艶無双の君が愛しい 夜更けが訪れるまでは悲に酔わせてくれ
引っ掻き回そうと傷つかぬ君 「夢だった」と消えるならせめて愛の言葉を なあ、妖艶無双よ
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